キッチンの種類と選び方!暮らしを豊かにするレイアウトもご紹介|美濃加茂市のふくもくの家
2024.09.16
みなさんこんにちは、ふくもくの家です。
今回は、キッチンの種類や選び方についてお話します。
キッチンのレイアウトのタイプや使いやすいワークトップの高さなど、キッチン選びで大切なポイントを解説しますので、何十年先も愛着が持てるキッチンを手に入れる参考にしてくださいね。
新築のキッチンで主流の間取り2種類
新築住宅におけるキッチンの間取りは、独立型とLDK型の2種類が一般的です。それぞれのメリットやデメリットについて、詳しく解説していきます。
LDK型のメリット・デメリット
リビングとダイニング、そしてキッチンが一体となったLDK型は近年主流のレイアウトです。
家族とコミュニケーションが取りやすいため、キッチンからリビングにいるお子さまの様子を見守りたい場合や、家族との時間を大切にしたいご家庭で人気があります。
キッチンからLD空間への移動も簡単で、食事のしたくや掃除の手間も省けるのが魅力です。
一方、料理中に話しかけられて作業に集中しにくい点はデメリットとも言えます。キッチンのタイプによってはLD空間からキッチン内が丸見えなので、片付いていないと部屋全体が散らかって見えるでしょう。
独立型のメリット・デメリット
キッチンが個室状態になっている独立型は、作業に集中したい方にぴったりです。
誰かの目線を気にしたり、自身が家族の様子を気にしたりする必要がないので、作業をスムーズにこなせるでしょう。料理中の匂いや油はキッチンにとどまるため、リビングを汚したり、匂いがついたりする心配がありません。
デメリットとしては、作業中ひとりでキッチンに籠るため、家族とコミュニケーションが取れない点です。リビングの様子も見えないので、小さなお子さまなど気配りが必要なご家族がいる場合や、ひとりでの作業が寂しいと感じる方には不向きでしょう。
キッチンの代表的なレイアウトやタイプ4種類
キッチンの主なレイアウトは、壁面にキッチンをつける「壁面型」とLD空間と対面する「対面式」の2種類です。さらに対面式でも「ペニンシュラ」や「アイランド」など、さまざまなタイプが存在します。ここではキッチンの代表的レイアウトやタイプを4種類、メリットやデメリットを交えて解説します。
I型キッチンのメリット・デメリット
I型キッチンはコンロとシンク、調理スペースが横一列に並んだタイプのキッチンで、もっともメジャーなスタイルです。
コンパクトなのでキッチンが狭い間取りでも取り入れやすく、価格がリーズナブルな点も魅力と言えます。I型キッチンは対面でも壁付けでも設置可能で、よりコンパクトに収めたい場合は壁付け、家族とのコミュニケーションを大切にしたい場合は対面がおすすめです。
デメリットは、他のキッチンと比較すると作業スペースが少ない点です。複数人で調理する機会が多い場合は、他に作業スペースを確保する必要があります。
L型のメリット・デメリット
L型キッチンは、システムキッチンをアルファベットのL字型に配置したキッチンで、コンロとシンクが90度で向かい合っているのが一般的です。
壁付け、対面どちらでも設置でき、キッチン内での作業動線が短いのがメリットです。作業スペースも広く取りやすいため、複数人の調理も効率よくなるでしょう。
一方、コーナー部分が使いにくく、デッドスペースになりやすいのが欠点です。設置にはI型キッチンよりも広いスペースが必要になるので、LDKの広さによっては採用が難しいケースもあります。
ペニンシュラキッチンのメリット・デメリット
ペニンシュラキッチンは対面キッチンのひとつで、左右どちらかが壁についているタイプです。
キッチンとLD空間に壁や仕切りがないオープンタイプが一般的で、開放感が高く、家族とコミュニケーションがとりやすいのがメリットです。また一面が壁についている分、幅の狭いスペースでも設置しやすいと言えます。
デメリットは他の対面式と同様に、オープンタイプを選ぶとLD空間からキッチン内が丸見えになる点です。掃除や片づけを手間だと感じる場合は、腰壁をつけるセミオープンタイプがおすすめです。
アイランドキッチンのメリット・デメリット
アイランドキッチンは、システムキッチンの四方が壁と接していない、オープンタイプキッチンです。開放感が高く存在感があるため、LDKの主役をキッチンにしたいご家庭で選ばれています。リビング側からも作業ができるうえキッチン周りを回遊できるので、家族と料理作りを楽しみたい方やホームパーティが好きな方にもぴったりです。
デメリットは、設置に広いスペースが必要なため、間取りによっては設置が難しい点です。油や水汚れがLD空間に跳ねやすいので、衝立や奥行を広くするなどの対策が求められます。他のタイプと比較して価格が高額になりやすいので、キッチンにかける予算をしっかり確保する必要もあります。
腰壁つきとフルフラットはどちらが使いやすい?
対面キッチンの場合、キッチン内が見える仕様にするかどうかも重要なポイントです。キッチン内を隠す場合は腰壁付き(セミオープン)タイプ、キッチン内をオープンに見せるならフルフラット(オープン)タイプがあります。それぞれの魅力と注意点を解説しますので、ライフスタイルや理想に適したものを選んでくださいね。
腰壁付き(セミオープン)のメリット・デメリット
キッチンの腰壁は、床から人の腰の高さに板材をキッチンに張り付けた壁で、主にキッチンとLD空間を仕切る目的で設置されます。
LD空間からキッチン内が見えないため、調理中の手元を見られたくない方に需要があります。急な来客があった際も、急いでキッチン内を片付ける必要がない点もメリットです。腰壁の上にカウンターを設置したり、腰壁を利用して調味料などを置くニッチなども確保したりするなど、工夫によってキッチンをさらに使い勝手の良いものにできるでしょう。
デメリットは、LDK空間に圧迫感が出やすい点です。
事前に腰壁を作る目的を考えながら腰壁の高さを調整し、LDKの雰囲気を損ねないデザインにするのがおすすめです。腰壁にアクセントクロスやタイルを採用するなど、インテリア性をあげると空間のアクセントにもなります。
フルフラット(オープン)タイプのメリット・デメリット
キッチン前に壁がないフルフラットキッチンは、洗礼されたデザインと開放感の高さが人気です。
キッチンからLD空間までひと続きのため、部屋が広くすっきりして見えます。キッチン側からだけでなくLD空間側からも作業ができるため、ご家族と一緒に料理を楽しみやすいのもポイントです。壁を掃除する必要がなく、ワークトップを整頓しておけばテーブルのようにさっと拭き掃除ができるため、作業を最低限にしたい方にぴったりでしょう。
フルフラットのデメリットは、キッチン内の作業と汚れが丸見えになる点です。
キッチン内が片付いていないと、LDK全体が雑然とした雰囲気になりがちです。また調理中の油や水がリビングに跳ねやすいので、気になる方はコンロ前にアクリル板を設置したり大き目のシンクを選んだりするなどの対策をしましょう。
作業がスムーズになるキッチン選び4つのポイント
ここまでキッチンの種類やレイアウトについて解説しました。
ここからは、さらにキッチンでの作業をスムーズにし、今以上に生活のクオリティを向上させるために抑えるべきポイントを4つ解説します。
作業動線を意識してタイプや間取りを考える
キッチンでの作業動線をスムーズにするには、キッチンで使用頻度の高いシンク、加熱機器(IH・ガスコンロ)、冷蔵庫の配置を重要視します。
この3つを結ぶ線を「ワークトライアングル」と呼び、3辺の合計が360~660㎝に収まるのが目安です。システムキッチンの場合、コンロからシンクまでの距離が120~180㎝が理想的とされています。またキッチン通路幅は、人と人がすれ違える幅を考慮して100㎝以上が目安です。そのためシンクと冷蔵庫は120~210㎝程度、コンロと冷蔵庫は120㎝~270㎝程度が使いやすい距離感と言えます。
キッチンタイプや使いやすさに適した間口と奥行を選ぶ
システムキッチンの理想的な間口と奥行きは、キッチンのタイプによって異なります。一般的なシステムキッチンで採用される幅は、下記の通りです。
タイプ | 間口 | 奥行 |
I型 | 180㎝~330㎝ | 65㎝ |
L型 | 195㎝~255㎝ 165㎝~180㎝ | 65㎝ |
ペニンシュラ型 | 180㎝~270㎝ | 75㎝~100㎝ |
アイランド型 | 240㎝~270㎝ | 75㎝~100㎝ |
I型やL型のシステムキッチンの奥行きは、奥にあるものに手が届き、作業スペースも十分確保できる幅が65㎝とされています。
一方ペニンシュラ型やアイランド型などキッチンとリビングを遮る壁がないタイプは、水や油がLD空間に跳ね返るのを考慮し、80㎝以上の奥行きが望ましいでしょう。
間口は前述したとおり、シンクとコンロの間が120~180㎝程度が理想的です。
ワークトップの高さは身長÷2+5㎝がベスト
ワークトップの高さは、キッチンでの作業のしやすさに直結します。
ワークトップの高さは日本工業規格(JIS)に従って、80~95㎝を5㎝ずつ刻んだサイズ展開をしているメーカーがほとんどです。85㎝の高さを選ぶ方が多いですが、一般的だからとそのサイズを選んでしまうと、作業がやりにくかったり体に負担がかかったりしてしまいます。そのためワークトップは、「キッチンに一番長く立つ人」のサイズに合わせた高さを選びましょう。
ワークトップの高さを検討する際によく使われる計算式は、【身長(cm)÷2+5㎝】です。
また肘の高さでも目安が確認でき、計算式は【肘の高さ-10cm】です。
上記の計算式を使って、身長や肘の高さごとにおすすめするワークトップの高さをまとめました。
身長 | 肘の高さ | ワークトップの高さ |
150㎝ | 90㎝ | 80㎝ |
155㎝ | 92.5㎝ | 82.5㎝ |
160㎝ | 95㎝ | 85㎝ |
165㎝ | 97.5㎝ | 87.5㎝ |
170㎝ | 100㎝ | 90㎝ |
175㎝ | 102.5㎝ | 92.5㎝ |
汚れにくく掃除がしやすい素材や機能を選択する
キッチンは食中毒などを防ぐために常に綺麗に保ちたい空間ですが、油など落ちにくい汚れも多く、掃除が面倒だと感じる方も多いでしょう。
掃除の手間を省くなら、コンロ周りの壁やシステムキッチンの扉に、汚れがこびりつきにくく掃除しやすい素材を採用するのがおすすめです。
ふくもくの家では、キッチンの油や水汚れをサッと拭くだけで綺麗になるホーローパネルを持つタカラスタンダートのシステムキッチンを標準装備。水拭きで簡単に汚れが落ちるので、キッチン掃除が楽しくなるでしょう。
LDKの印象を左右するキッチンだからデザインやカラーにもこだわる
LDKの場合、キッチンは部屋の印象を左右するため、室内のインテリアやテイストにマッチした素材や色に合わせるのが重要です。
システムキッチンは扉だけでなく、取っ手やワークトップ、シンク内の素材や色を選択できるのが一般的で、組み合わせによって雰囲気がまったく異なります。
たとえばLD空間が北欧スタイルなら白や柔らかい色を基調とした組み合わせ、インダストリアルなら黒や濃い木目調でまとめるなどが人気です。
ふくもくの家の標準装備であるタカラスタンダートの公式サイトでは、キッチンのカラーシュミレーションも可能です。
インテリアスタイルから選ぶことも可能ですので、気になる方はこちらからチェックしてくださいね。
ふくもくの家は国内シェア率NO.1のタカラスタンダードを標準装備!
ふくもくの家の標準キッチンは、タカラスタンダードのリシェルです。数あるキッチンメーカーの中から、ふくもくの家がタカラスタンダードをおすすめする理由を3つ解説します。
汚れやキズに強いホーロー素材でお手入れが簡単
タカラスタンダード唯一無二の強みが、独自開発の「ホーロー素材」です。
ホーローは油や水などの汚れが染み込みにくく、毎日水拭きでお手入れするだけでコンロ周りやキッチン扉を綺麗に保てます。高温による焦げや変色も発生せず、キズにも強いため、長く綺麗な状態を保ちながら安心して使い続けられるでしょう。
マグネットで壁面や扉のカスタマイズが可能
ホーロー素材はマグネットがつくため、コンロ周りの壁やキッチン扉にマグネットを取り付けて収納やインテリアを充実させることが可能です。近年流行りの「浮かせる収納」が実現するためワークトップが片付きやすく、広い作業スペースが確保できるうえ、掃除の手間も省けるでしょう。
収納スペースが充実している
コンロやシンク下の収納は、調理時の無駄な動きを省けるよう、欲しい道具を最小限の動きで取り出せる工夫が凝らされています。デッドスペースになりがちな場所にもポケットやスライドを取り付けられるため、キッチンにたっぷり収納が欲しい方にもぴったりです。
まとめ
生活の質を向上させるのに欠かせないシステムキッチン選びは、調理や片付けのしやすさなどを考慮すると、長く愛用できるものを見つけ出せます。LDK空間をデザインしたり、家族とのコミュニケーションの取りやすさを左右したりもするので、お客様やご家族にとってメリットの高いタイプを選んでくださいね。
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