日本製や海外製の食洗機メーカーを比較!失敗しない選び方も解説|美濃加茂市のふくもくの家
2024.09.30
みなさんこんにちは、ふくもくの家です。
今回は日々の家事負担を軽減して生活にゆとりを与えてくれる、食洗機の選び方についてお話しします。 パナソニックや三菱電機など国内メーカーや、ミーレやボッシュなど海外メーカーの特徴も解説しますので、食洗機選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
新築に食洗機を導入するなら場所をとらないビルドインがおすすめ!
食洗機にはシステムキッチンに組み込むビルドイン型と、キッチンのカウンターやシンク横などに設置する卓上型があります。基本的に新築住宅で家族構成が3人以上の場合、洗浄方法が豊富でシンク周りをすっきりできるビルドインタイプが人気です。
この記事では、新築住宅で家事の効率を上げるのにぴったりなビルドイン食洗機について解説します。
失敗しない!ビルドイン食洗機の選び方6ポイント
ビルドイン食洗機を取り扱うメーカーは国内だけでもさまざまあり、近年は海外製も人気です。
そこで満足度の高いビルドイン食洗機を選ぶ方法について、6つ解説します。
システムキッチンのサイズにあったものを選ぶ
まず重要なのは、システムキッチンのサイズに適したものを選ぶことです。一般的な国内製ビルドイン食洗機の取り付けに必要だとされているスペースは、下記の通りです。
幅 | 450㎜もしくは600㎜ |
キッチン奥行 | 650㎜以上 |
キャビネット奥行 | 600㎜以上 |
高さ | 750㎜以上 |
キッチン本体の寸法 | 1,800㎜以上 |
スライドオープンやフロントオープンなど扉タイプを選ぶ
ビルドイン食洗機の扉は、スライドオープンとフロントオープンがあります。国内の主流であるスライドオープンは、ドアを手前に引き出すタイプです。大きさの違う食器なども入れやすいので、要領よく家事を済ませたいご家庭にぴったりでしょう。狭いキッチンでも作業がしやすく、取り扱っているメーカーや種類が豊富な点もメリットです。
一方スライドオープンは海外製に多く、日本でも人気が上昇しています。扉を手前に倒して開き、内部のカゴを引き出してから食器を並べるタイプです。1度に洗える食器の容量が多く、1日分の食器をまとめ洗いしたいご家庭に選ばれています。
一度に洗いたい食器点数で浅型や深型など容量を選ぶ
基本的に食洗機のサイズは、幅60㎜の深型(ディープタイプ)と、幅45㎜の浅型(ミドルタイプ)の2種類を展開しているメーカーがほとんどです。深型と浅型の大きな違いは、一度に洗える食器点数の数です。深型は浅型の1.5倍の容量で、フライパンなど大きめの調理器具もまとめ洗いできます。
さらにフロントオープンタイプは、スライドオープンタイプの深型以上に食器を収納できます。
たとえば深型もフロントオープン型も取り扱っているリンナイで、それぞれ収納できる食器点数は下記の通りです。
ドアの開け方 | スライドオープン | スライドオープン | フロントオーブン |
幅 | 浅型 | 深型 | – |
品番 | RSW-405A | RKW-D401A | RKW-F403CM4 |
食器点数 | 40点(約5人分) | 47点(約6人分) | 56点(約8人分) |
1回あたりのランニングコスト(標準) | 26.1円 | 30.8円 | 41.2円 |
容量の大きな食洗機は、人数の多いご家庭や一度で多くの食器を洗いたいご家庭で活躍します。一方たくさんの食器をいっぺんに洗う分、一回で使用する水道代などのランニングコストが高くなりがちです。少人数のご家庭でコスパ良く使いたい場合は、浅型が使いやすいでしょう。
汚れ落ち性能が高いものを選ぶ
食洗機は手洗いよりも汚れ落ちに優れていますが、性能の高さはメーカーによって異なります。端から端まで洗い残しがないよう、庫内のすみずみまで水流が行き届く工夫がされたものを選びましょう。
またカゴやラックの仕様によっても、汚れの落ちやすさが変化します。食器の内側がシャワーに向けて配置できる等、工夫が施されたカゴがおすすめです。食洗機内の雑菌の繁殖を抑えたいなら、抗菌や除菌効果が期待できる機能つきが理想です。
運動音が気になるなら静音性の高いものを選ぶ
LDKで食洗機の音を気にせずに会話をしたり、テレビを見たりしたい場合は、食洗機が稼働中に発する運動音にも注目しましょう。図書館や静かな住宅街の静音レベルが40dB程度なので、40dB以下の運動音なら日常生活への支障が少ないでしょう。
国内製のビルドイン食洗機メーカー3社の特徴と魅力
国内のビルドイン食洗機の大部分をシェアするメーカーは、下記3社です。
・Panasonic(パナソニック)
・リンナイ
・三菱電機
それぞれの特徴や魅力を、ひとつずつ解説していきます。
Panasonic(パナソニック)
1960年に日本初のビルドイン食洗機を発売したパナソニックは、長年国内トップシェアを誇る老舗メーカーです。洗浄力や使いやすさはもちろん、食器や食洗機内の除菌ができる「ストリーム除菌洗浄」が魅力。業界初の液体洗剤自動投入機能やナノイーX搭載で、手間をかけずに食器や庫内を清潔に保てます。
リンナイ
給湯器事業に強みのあるリンナイの食洗機は、水流をさまざまな方向へ均等に噴射する「タワーウォッシャー」や、食洗機内の抗菌が期待できる「銀イオンカートリッジ」など食洗機にプラスαの機能が欲しい方に人気のあるメーカーです。国内では珍しいフロントオープン型も展開しているので、日本製のフロントオープン型を探している方にも選ばれています。
三菱電機
キッチン家電から住宅設備まで幅広く電気製品を取り扱う三菱電機は、静音性の高さがトップクラスのメーカーです。一般的な食洗機の運動音は40~45dBですが、三菱は34.5dB。図書館よりも静かな運動音で、家族とコミュニケーショをとったりくつろいだりする空間を妨げず、電気代の安い夜間でも気軽に運転できるでしょう。
食洗機メーカー3社代表モデルの容量や運転時間などの比較
ここまで食洗機メーカーごとの特徴や魅力について紹介しましたが、基本のスペックがどの程度違うのかも気になりますよね。そこで、代表メーカー3社の「エントリーモデル・浅型・スライドオープン型」に当てはまる製品のスペックを表にまとめました。
メーカー | パナソニック | リンナイ | 三菱電機 |
品番 | NP-45RS9S | RSW-405A | EW-45H1S |
庫内容積 | 42L | 42L | 42L |
消費電力 | 最大675W | 最大665W | 最大527W |
1回の使用水量 | 約11L | 約9L | 約10L |
食器点数 | 40点 | 40点 | 40点 |
運転コース | 6コース(低温・標準・強力・スピーディ・予約・乾燥) | 3コース(標準・念入り・乾燥) | 4コース(4~5人・1~3人・念入り・乾燥) |
運転時間 | 標準コースで約97分 | 標準で約121分 | 標準コースで約86分 |
運動音 | 42dB | 42dB | 36dB |
洗浄方式 | 回転ノズル噴射式 | 回転ノズル噴射式 | 洗浄水循環によるノズル噴射式 |
メーカー 希望小売価格 | 181,500円(税込) | 180,180円(税込) | 209,000円(税込) |
食器点数や価格に大きな違いはなく、運動コースや運動時間、運動音に差が見られます。運動音を気にしたくない、食器の量や汚れの程度に合わせてコースを選びたいなど、食洗機を使う際にゆずれない条件を考慮しながら、要望に応えてくれるものを選びましょう。
海外製のビルドイン食洗機メーカー4社の特徴と魅力
近年SNS等で海外製のビルドイン食洗機が使いやすいと声が上がり、海外商品を選ぶ方が増えています。国内で人気のある海外メーカーは、下記の4社です。
・Miele(ミーレ)
・BOSCH(ボッシュ)
・GAGGENAU(ガゲナウ)
・AEG(アーエーゲ―)
それぞれの特徴や魅力について、ひとつずつ解説します。
Miele(ミーレ)
海外メーカーのなかでもっともシェア率が高いのが、ドイツ製のMiele(ミーレ)です。
日本の一般的な高さである85㎝のシステムキッチンにも組み込めるため、国内で普及しています。ミーレは部品のほとんどを自社で製造し、耐久テストも行っているため高品質で安心感があるとの声が多数。シンプルでスタイリッシュなデザインも、魅力のひとつです。種類も豊富なので、予算や理想に適したものを選びやすいでしょう。
BOSCH(ボッシュ)
ミーレと同じくドイツ製のBOSCH(ボッシュ)は、世界の食洗機シェア率1位を誇る最大手メーカーです。ミーレと同様に高さ85㎝のキッチンにも組み込めるため、日本のシステムキッチンに適しています。ボッシュが独自開発した乾燥機能「ゼオライト・ドライ」は、洗浄時は食洗機内の湿度を高め、乾燥時は湿気を吸収して乾燥させる技術です。エネルギーを使わずに乾燥させる技術で光熱費が抑えられ、自然にも優しい仕様が評価されています。
GAGGENAU(ガゲナウ)
ミーレとボッシュ同様ドイツ製のGAGGENAU(ガゲナウ)は、本場で超高級ブランドとして取り扱われているメーカーです。ボッシュの子会社で「ゼオライト・ドライ」機能も備えていますが、ガゲナウの方が高級仕様というスタンスで扱われています。ラグジュアリーで重量感のあるデザインやスライドバスケットの使いやすさが魅力で、キッチンに高級感を求める方に支持されています。
AEG(アーエーゲ―)
AEG(アーエーゲー)もドイツ製で、スウェーデンにある世界有数の家電メーカー、エレクトロラックス社のグループです。下のバスケットを上に引き上げられる「コンフォートリフト」機能で、フロントオープン型のデメリットである食器の出し入れの難しさを軽減しています。海外メーカーのなかでは比較的リーズナブルなので、安くて性能も優れた海外製食洗機を購入したい方に選ばれています。ただし高さが90㎝以上のシステムキッチンのみ設置可能なので、オーダーキッチンにする等の対応が必要です。
日本製と海外製の食洗機、おすすめはどっち?
近年海外製の食洗機の人気が上昇しているため、日本製とどちらが良いか迷う方も多くいらっしゃいます。海外製と日本製によく見られる特徴は、下記の通りです。
生産国 | 日本製 | 海外製 |
扉タイプ | スライドオープン | フロントオープン |
幅 | 45㎝・60㎝ | 45㎝・60㎝ |
予洗い | 必要 | 不要 |
洗浄能力 | 優しい | 強い |
乾燥方式 | 温風乾燥方式 | 余熱乾燥方式 |
食洗機内の素材 | 樹脂 | ステンレス |
耐久性 | 7~10年程度 | 15~20年程度 |
収納力(幅60㎝の場合) | 5~8人分 | 12~14人分 |
本体価格 | 20万円~ | 30万円~ |
日本製は本体購入費や工事費用が安く、温風乾燥方式で食器がカラっと乾くのがメリットです。
初期費用を抑えたいご家庭に、適していると言えるでしょう。
一方海外製は本体価格が高いうえ、日本製の配管と仕様が異なるため工事費用もかかり、初期費用が日本製の2倍程度になる傾向です。しかし容量が大きいのでまとめ洗いしやすく、乾燥に使う電力を極力抑えた余熱乾燥方式で光熱費を抑えられます。庫内がステンレスのため耐久性も日本製の2倍あり、ランニングコストが低減されるのがメリットです。そのため日本製を10年使うのと海外製を20年使うのでは、最終的に同程度のコストになるでしょう。費用を比較するだけでなく、必要な容量や欲しい性能が備わっているかなどさまざまな視点から検討するのが大切です。
海外製の食洗機を選ぶ際の注意点
海外製の食洗機を選ぶ際にもっとも注意すべきなのは、導入予定のシステムキッチンに取り付けられるかという点です。国内メーカーのシステムキッチンの中には、海外食洗機に対応していないケースもあります。日本の一般的なキッチンの高さでは取り付けられない食洗機もあるので、必ず建築会社や設計士と相談しながら選びましょう。また海外製の乾燥機能は余熱を利用するため低コストですが、乾燥後も水滴などがついており、拭き取り作業が発生する場合も。乾燥後に一手間かかる可能性も想定して、購入を検討しましょう。
ふくもくの家で選択できる食洗機は?
ふくもくの家のシステムキッチンは、タカラスタンダードのリシェルが標準仕様です。
弊社が扱うタカラスタンダードのキッチンに食洗機を希望される場合、「三菱電機」と「ボッシュ」からお選びいただけます。三菱電機は図書館よりも静かな運動音、ボッシュは家計と自然に優しい乾燥機能が魅力です。もちろん洗浄力や使いやすさも優れているので、予算や目的に適したメーカーを選択してくださいね。
まとめ
食洗機は生活に必ず必要な設備ではありませんが、家事の手間や時間を軽減してくれる便利な存在です。毎日の生活にゆとりや豊かさが欲しい方は、新築時に食洗機へ初期投資してみるのもひとつの方法でしょう。メーカーごとに特徴や魅力が異なるので、家族構成やライフスタイルに適したものを選びんでくださいね。
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