床材8種類と無垢材のメリット・デメリットをわかりやすく解説|美濃加茂市のふくもくの家

2024.11.04

みなさんこんにちは、ふくもくの家です。
今回は、室内の快適さや空間の印象を大きく左右する「床材」について解説します。
フローリングやクッションフロアなど、住宅で使われる代表的な床材の特徴や、ふくもくの家がおすすめする無垢材の魅力などを紹介するので、目的や理想にぴったりな床材を見つけてくださいね。

主な床材8種類の特徴や耐用年数

住宅で使用される床材の特徴と、耐用年数についてまとめました。

それぞれの特徴やメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。

無垢フローリングのメリット・デメリット

無垢フローリングとは、丸太から切り出した木を一枚の板に加工した天然素材の床材です。
本物の木ならではのなめらかな肌触りや木目の美しさ、木の香りを楽しめるのが魅力です。
また木が持つ天然の調湿機能が作用するので、室内の湿気が高いときは水分を吸収し、乾燥しているときは水分を放出する効果が期待できます。

デメリットは、複合フローリングよりも高額になりがちな点です。ただし複合フローリングよりも修復がしやすく、長い目で見ればコストが高すぎるというわけではありません。
無垢フローリングの魅力については、後ほど詳しく解説します。

複合フローリングのメリット・デメリット

複合フローリングとは、合板に化粧材や天然木、シートなどを張り合わせた人工的な床材です。
複合フローリングは「挽き板」「突き板」「シート」の三種類があり、それぞれのメリット・デメリットは下記のとおりです。

種類特徴メリットデメリット
挽き板合板に天然の木材を使った2~3㎜の化粧板を張り付ける・無垢フローリングに近い木の風合いを楽しめる ・夏と冬の間の寸法変化が少ない・複合フローリングの中では高価 ・経年変化しやすい
突き板合板に天然の木材を使った0.3~0.5㎜の化粧板を張り付ける・品質が均一で職人による仕上がりの差が少ない ・それなりに木の風合いを楽しめる・傷に弱く、下地が見えやすい ・修繕が難しい ・チープに見えやすい
シート合板に木目や大理石などをプリントしたシートを張り付ける・低価格 ・シートの種類が豊富 ・水が染み込みにくい・チープに見えやすい ・表面のシートが剝がれやすい ・修繕が難しい

価格は挽き板>突き板>シートで、シートタイプがもっとも安く、挽き板は無垢材に近い風合いや感触を味わえます。突き板やシートは経年変化が少ないため引き渡し後の色合いを長く楽しめる一方、損傷した場合に修復が難しく、張り替えが必要になるでしょう。

クッションフロアのメリット・デメリット

クッションフロアとは、クッション性のある塩化ビニル素材の床材で、シートフローリングと同様に木目やタイルなどをプリントしたものを表面に張り付けています。
安価でさまざまなデザインを選べ、室内の雰囲気に合わせたものが見つかりやすいのがメリットです。また水濡れや油汚れに強いため、キッチンや脱衣所など水回りに採用する方が多い傾向です。

一方フローリングよりも劣化が早いうえ、傷つきやすく、張り替えの周期が早いのがデメリット。通気性が悪く湿気がこもりやすいので、マットや布団を敷きっぱなしにするとカビが発生する恐れがあります。

タイルのメリット・デメリット

石英や石、粘土素材で作られたタイルは、丈夫で汚れが付きにくく、傷や凹みが生じにくいのが人気です。石目調でホテルライク、テラコッタでカントリー風など他の床材にはないテイストで個性的な室内空間を演出します。

ただし木材よりも熱伝導率が高いため、冬場の足元が非常に冷たいのが大きな欠点です。また弾力性がないため足腰に負担がかかり、転倒時の衝撃も大きいでしょう。導入コストも他の床材よりも高くなりがちですが、メンテナンスは比較的容易です。

カーペットのメリット・デメリット

一面に天然繊維や化学繊維できたカーペットは弾力と滑りにくさが特徴で、足腰に優しいのはもちろん、転倒時の衝撃を和らげてくれます。防音性も高いため、小さなお子さまやご高齢の方がいるご家庭で支持されています。フローリングよりもホコリが舞い上がりにくい点もメリットですが、汚れを落としにくく、ホコリや髪の毛が絡まりやすい欠点も。掃除を怠るとダニが発生しやすいため、毎日の掃除機掛けや湿気を逃す換気などを行う必要があります。

畳のメリット・デメリット

素材にイ草を使用した畳は日本家屋の代表的な存在で、室内に和の趣を取り入れたい際に活躍します。無垢材と同様に優れた調湿機能を持っており、夏場に湿度が高くなりがちな日本の気候に適しているでしょう。弾力性や保温性にも優れているため、家の中でゴロリと寝ころんでくつろぎたい方にぴったりです。

デメリットは、定期的に「裏返し」や「表替え」などのメンテナンスが必要な点です。また湿気を含みすぎるとカビやすく、ダニが発生する恐れがあるため、定期的な換気も必須でしょう。

ふくもくの家では「無垢フローリング」を標準採用!

ふくもくの家では、人にも環境にも優しい住まいを提供するために無垢フローリングを標準採用。
岐阜県産のスギやヒノキなどを中心に国産の天然木をふんだんに使用し、一年を通して心地よい居住空間を提供します。

無垢フローリング最大のメリットは、シックハウス症候群を引き起こす原因となる化学物質を使用していない点です。シックハウス症候群は、室内の汚染された空気を吸うことで目や喉に刺激を感じたり、頭痛やめまいを引き起こしたりする症状を指します。複合フローリングなどの接着剤に含まれる「ホルムアルデヒド」や、ダニ・カビなどが原因と考えられており、接着剤を使わないうえ調湿効果もある無垢材は、シックハウス症候群対策に有効です。無垢材は複合フローリングと比較して施工が難しく、出来上がりの質の良さは職人の腕に左右されます。弊社では木材の扱いに優れた職人が技術と責任を持って施工し、天然木の魅力を最大限に生かした高品質な「木の家」をご提供します。

主な無垢材11種類の特徴と魅力

住宅の床材として使われる無垢材は、「針葉樹」と「広葉樹」の2つに分類され、それぞれ特徴や魅力が異なります。

種類特徴主な木材
針葉樹・踏み心地が柔らかい ・体や足にかかる負担を軽減できる ・熱伝導率が低く冬でも冷えない ・傷つきやすく衝撃に弱いヒノキ、スギ、パイン、アカマツなど
広葉樹・踏み心地が硬い ・傷つきにくく耐久性が高い ・針葉樹よりも高価なものが多い ・熱伝導率が高く冬場冷たくなるオーク、ビーチ、メープル、チーク、ウォールナット、タモなど

針葉樹は柔らかく素足で歩きたくなるような心地よさが魅力で、転倒時の衝撃も和らげてくれるのがメリットです。熱伝導率が低いので、冬でもほんのり温もりを感じられます。ただし柔らかい分傷がつきやすいため、傷や凹みを風情のひとつとして受け止められる方に向いているでしょう。

一方広葉樹は硬くて傷がつきにくく丈夫なため、傷や凹みを気にしたくない方に人気があります。しかし断熱性が低いため冬場は冷たく、素足で過ごすのは難しいでしょう。

ここからは針葉樹と広葉樹のなかで代表的な木材について、それぞれ詳しく解説します。

ヒノキ

日本を代表的な高級材のひとつで、耐久性・耐水性の高さと特有の芳香に定評があり、フローリングだけでなく家具や浴槽、住宅の基礎などさまざまな場面で活躍します。針葉樹ならではのやさしい足触りはもちろん、使い込むうちに光沢感が生まれ、磨くと艶が出る点も魅力です。

ふくもくの家では地元岐阜県産のヒノキを、住宅の基礎となる構造にもふんだんに使用しています。

>>住宅の要である構造について詳しく知りたい方はコチラ

スギ

昔から国内で使われている木材で、品質と流通が安定しているため比較的手の届きやすい価格帯です。まっすぐな木目と少し赤みかかった色合いの柔らかな外見で、和風の家にも洋風の家にも馴染むでしょう。針葉樹のなかでも柔らかく素足で歩きたくなる質感ですが、傷やシミがつきやすいのが難点です。

レッドパイン(パイン)

レッドパインはパイン材の一種で、スギやヒノキと同じように柔らかな肌触りと温かみが人気の木材です。白と赤みが混在する色合いで節目が多く、時間の経過とともに飴色に変化していきます。ナチュラルな趣で、カントリー調のインテリアにぴったりです。

アカマツ(パイン)

レッドパインと同じパイン材の一種であるアカマツは、白っぽく艶がある見た目で、針葉樹の中では比較的硬い質感が特徴です。油分も含むため水にも強く、長く使い続けると飴色の光沢が楽しめます。

オーク

硬質な広葉樹のなかでも重量のあるオークは、傷や劣化、水に強いのが魅力です。無垢材の「傷やシミがつきやすい」という弱点が気になる方に支持されている一方、断熱性が低いため冬場は冷たく感じるでしょう。比較的安価ですが、「虎班」と呼ばれる虎の模様のような木目がある部位は高級家具にも使用されるなど、木材の質や部位によって価格が変動します。

ビーチ・ブナ

オークと同様に硬くて耐久性に優れたビーチ(ブナ)材は、ピンク色に近い鮮やかな白色が華やかな木材です。無垢材の中では比較的経年変化が少ないため、鮮やかな雰囲気を長く維持したい方に選ばれています。

メープル

メープルは、絹のような質感と緻密な木目、そして美しい白色から白系の木材の最高峰とされ、「白の女王と」呼ばれています。北欧風やモダンなど、さまざまなタイプのインテリアと相性が良いでしょう。ただし紫外線で茶色に変化していくため、白からの経年変化を楽しめる方におすすめです。

チーク

なめらかな質感とチーク材特有の色味が美しいチーク材は、無垢材の中でトップクラスの高級木材です。油分を豊富に含むため使い込むほど自然な艶が増し、色味も濃く変化していきます。とくに天然木のチーク材は伐採の規制がかかっているため、年々希少性が高くなっています。

ウォールナット

他の木材にはない深い茶色で重厚感のあるウォールナットは、落ち着いた雰囲気や高級感を演出するのに適した木材です。チークほどではないものの、高級木材として高値で取引されています。
多くの無垢材が年を重ねると色が濃くなっていくなかで、ウォールナットは色が褪せて明るく変化していきます。焦げ茶色を維持したい場合は、定期的なメンテナンスが必須です。

バーチ・カバ

すり傷や衝撃・水に強いバーチは、学校の教室や体育館等にも採用される頑丈な木材です。コントラストの少ない控えめな木目が上品で、空間を柔らかな印象に仕上げてくれるでしょう。経年による色の変化が少なく、比較的手の届きやすい価格であるのもメリットです。

タモ・ヨーロピアンアッシュ

弾力性に富み、野球のバットやラケットも使用されるタモは、住宅だけでなくさまざまな場面で活躍する木材です。木の部位によって「白っぽいナチュラルな色」と「くすんだ褐色」と見た目が異なり、切り出し方によっては美しいグラデーションを楽しめます。国産のタモ材の流通が減少しているため、価格は高騰傾向です。

まとめ

床材は見た目の良さはもちろん、快適性やメンテナンスのしやすさなど多方面から魅力をチェックするのが大切です。導入コストが低いものは耐久性も低かったり、硬くて丈夫なものは足腰に負担がかかったりと、メリットとデメリットが混在するので、総合的に見て検討しましょう。
弊社では自然の調湿効果などで、居住空間を一年中快適に保つ無垢フローリングをおすすめしています。見た目の美しさはもちろん、機能や性能にも優れた自然木の力を、ぜひマイホームに取り入れてくださいね。

岐阜県美濃加茂市で自然素材の家を建てるならふくもくの家におまかせ!

岐阜県美濃加茂市で無垢材をふんだんに使った家づくりを目指すなら、ふくもくの家におまかせください。価格の高さであきらめる方も多い無垢フローリングを、弊社では標準採用。
本物の木の美しさ、そして化学物質の使用を抑えた綺麗な空気で、お客様とご家族の快適な毎日をお守りします。

>>ふくもくの家が提供する木の家づくりについてはコチラ

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