外壁で失敗しない!選び方や種類別のメリット・デメリットを紹介|美濃加茂市の注文住宅ならふくもくの家

2024.11.25

みなさんこんにちは、美濃加茂市で注文住宅を建てている、ふくもくの家です。
今回は、マイホームの外観をデザインする外壁の種類や選び方について紹介します。
外壁に使用される建材によって、メンテナンスなどのランニングコストも大きく変わるので、予算内で理想の家を手に入れたい方はぜひ参考にしてくださいね。

住宅の外壁とは

住宅の外壁とは、建物の外部に面した壁です。
住宅の壁は、内壁、断熱材など複数の建材が層になって構成されており、その中でも外壁は一番外側に設置されます。外壁には、主に下記の役割があります。

  • 住宅の外観をデザインする
  • 雨風や紫外線などから室内や住む人を守る

住宅の外観はその家の第一印象になるため、来客や近隣の人々に「いい家」と思ってもらうためにこだわるべきポイントです。また外気温や雨風、自然災害から人の生命を直接的に守る役目があるため、丈夫で安全な造りであることが求められます。

外壁材選びでおさえるべき4つのポイント

ここでは、外壁材選びで成功するためにおさえるべきポイントを5つ解説します。

デザイン性やテイスト

外観はマイホームの第一印象になるので、デザインやテイストにこだわるのがおすすめです。
ドアやサッシ、屋根、外観など家全体でコンセプトを統一すると、おしゃれでセンスのある外観になります。モダンでスタイリッシュな外観を目指すならガルバニウム鋼板、西海岸風なら板張り、南欧風なら塗り壁など、目指すコンセプトによって適当な外壁材を選ぶのが大切です。
また地域に溶け込んだり景観を大切にしたりするためにも、周辺住宅とかけ離れすぎたデザインは避けましょう。

カラー

外壁材のカラーも、マイホームの印象を大きく左右します。外壁で用いられる主なカラーとそのイメージは、下記のとおりです。

カラーイメージ
ホワイト明るくて清楚感がある
アイボリー・ベージュ柔らかくて優しい雰囲気
ブラウンナチュラルで親しみやすい
グレーシックで落ち着いた印象
ブラック・ダークブラウン重厚感や高級感を演出

もしツートンカラーの外壁にする場合、同系色で合わせると失敗が少なくなります。

カラーイメージ
ホワイト×ベージュ穏やかで上品な印象
ホワイト×ダークグレー都会的で洗練された印象
ブラウン×ダークブラウン重厚感がある印象
グレー×ブラックスタイリッシュで落ち着いた印象

基本的にカラーは窓枠やドアなどの部材も含め、3種類以内に抑えるのがコツです。カラーもデザインと同様に、周囲の景観と調和する色を選ぶのが無難でしょう。
また外壁のカラーによっては汚れが目立ちやすかったり、紫外線で色褪せやすかったりします。
汚れを目立たせたくない場合はアイボリーやグレー、色褪せを考慮するならホワイトなどの淡色がおすすめです。

予算やランニングコスト

外壁は、外壁材によって初期コストが大きく異なります。同じサイディングでも機能の高さなどで価格が変動するので、デザインを考慮しつつ予算内で収まる商品を選ぶのが重要です。
ただし初期コストが高くても、耐久性や機能に優れた外壁は、塗替や張替等のメンテナンスコストが低減できる可能性があります。初期コストだけでなくランニングコストも比較しながら、コスパの良いものを選択しましょう。

耐久性

前述したとおり、外壁材によってメンテナンス頻度や耐久性が異なります。メンテナンス費用や手間を軽減したい場合は、耐久性の高いものを選びましょう。外壁の劣化は見た目の悪さだけでなく、耐熱性や耐水性などを損ないます。外壁が剥がれて雨水が内部に侵入したり、躯体などを腐らせてしまったりする恐れがあるので、安心して住み続けるためにはメンテナンスが必須です。

機能性

外壁材によって、断熱性や耐震性、耐火性などさまざまな機能があります。
たとえば金属系サイディングは断熱性能が高いため高断熱の家に適しており、耐火性のあるALCパネルは木造でも省令準耐火建物を取得できるため、火災保険が安くなるのが魅力です。
また窯業系サイディングの中には、太陽光や雨水で外壁の汚れを落としてくれるタイプもあります。
それぞれの機能を比較しながら、理想のマイホームに近づける外壁を選びましょう。

外壁材のデザインやカラーは大きなサンプルや実物で比較しよう!

外壁材選びを失敗する場合、イメージと実物の印象が違うケースが少なくありません。
実は色には面積によって見え方が違う効果があり、同じ色でも小さなサンプルと実物では別の色に見える場合があります。サンプルは大きなものを利用し、できるだけ実物に近い色合いを確認しましょう。光の加減によっても雰囲気が変わるので、室外で日光を当てながら確認すると、より失敗が少なくなります。

主な外壁材7種類の特徴とメリット・デメリット

近年マイホームの外壁に使用される主な外壁材は、7種類です。

外壁材種類耐久性初期コストメンテナンス性
窯業系サイディング
金属系サイディング
(ガルバニウム鋼板)
木質系サイディング
板張り(羽目板)
ALC(軽量気泡コンクリート)
タイル
塗り壁(モルタル)
コンクリート

それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

窯業系サイディング(ようぎょうけいサイディング)

窯業系サイディングとは、セメントに繊維質を混ぜ合わせてパネル状に形成した外壁材です。安価で施工期間が短く、デザインのバリエーションが豊富なため、近年多くの住宅で採用されています。
「タイルや木目調の外壁にしたいけれど初期コストを抑えたい」という方にもぴったりです。

一方初期費用は抑えられますが、メンテナンス頻度が高いのがデメリット。
10年に1度程度塗り替えをしないと、ひび割れなどの劣化が目立つようになります。
また、パネルとパネルをつなぎ合わせるシーリングも5~10年程度でメンテナンスが必要なため、外壁材のなかでもメンテナンスに手間がかかるでしょう。

金属系サイディング(ガルバニウム鋼板)

金属系サイディングとは薄い金属板でできた外壁材で、ガルバニウム鋼板が一般的です。ガルバニウム鋼板はアルミニウムと亜鉛合金のメッキ鋼板で、従来使用されていたトタン板の弱点であったサビやすさを低減。耐久性が高く、窯業系サイディングよりもつなぎ目が少ないため、雨水が内部に浸透しにくいのがメリットです。ひび割れにも強いので、窯業系サイディングよりもメンテナンスサイクルが長いのも魅力でしょう。

ただし海沿いなど塩害が発生する地域ではサビやすく、こまめな洗浄が必要になります。また強い衝撃を受けた際は変形する恐れがありますが、窯業サイディングでも割れる可能性はあるため大きなデメリットとは言い難いでしょう。

木質系サイディング

木質系サイディングとは、無垢材や集成材の表面に防火性などの機能を加工した外壁材です。
人工の木目調では味わえない本物の木材ならではの風合いとぬくもりで、高級感やナチュラルな雰囲気を演出します。一般的な外壁材は時間の経過とともに汚れや劣化が気になりますが、木質系や板張りは木材ならではの経年変化を楽しめるのが利点です。

デメリットは。防火性能の低さです。住宅が多い準防火地域では、使用できない場合があります。
また腐食に弱いため他の外壁材よりもメンテナンス期間が短く、施工が可能な建築会社も少ないので、建築後も長く付き合える会社選びが必須です。

板張り(羽目板)

板張りとは、無垢材を羽目板へ加工した外壁材です。木質系サイディングとの大きな違いは、丸太から切り出した木材をそのまま使用する点で、さらに自然の木特有の風合いが表現できます。木の種類によって木目や色味が違い、縦張り・横張り・ヘリボーン張りなど張り方ひとつで印象が大きく異なるため、個性的なデザインを求める方に支持されています。また経年変化が味わい深く、部分的な張り替えが可能なため、長寿命でメンテナンスが容易な点も魅力でしょう。

デメリットはコストの高さと、職人の技術が必要な点です。他の外壁工法と比較すると職人の腕に左右されやすく、現場の気象や材料の特性に適切な対応ができる建築会社を探さなければなりません。
また反りや割れなどの変形リスクや、カビ・腐敗・虫害リスクへの配慮も求められるため、木材の見極めや板張りを採用する箇所の見極めが重要です。防火性能も低いため、木質系サイディングと同様に準防火地域では採用できないケースがあります。

塗り壁(モルタル)

塗り壁は、主にセメントに水・砂を混ぜ合わせたモルタルを下地にして塗装をする工法です。
窯業系サイディングと異なり外壁同士のつなぎ目がないため、コーキングの補修が不要。何より意匠性に優れ、職人の技術や仕上げ方で世界にひとつだけの味わい深いデザインにできる点で根強い人気があります。

塗り壁でもっとも大きなデメリットは、ひび割れしやすい点です。窯業系サイディングなどにあるつなぎ目は外壁材をくっつけるだけでなく、地震などの振動でクッションになる役目があります。
つなぎ目がなく揺れを逃がせないモルタル壁は、揺れや経年劣化によるひび割れが避けられません。
ひび割れから住宅内部に水が浸入する恐れがあるので、ひび割れが発生したらすぐにメンテナンスをするのが重要です。

コンクリート

コンクリート外壁は、セメントに水・砂・砂利を混ぜ合わせた材料を型枠に流し込んで成形します。
モルタルよりもセメント率が高いため強度が高く、ひび割れにくいのが魅力です。コンクリート外壁には木柱が不要なので室内スペースを広く取りやすく、耐用年数も30~50年とトップレベル。素材の風合いを生かした「打ちっぱなしデザイン」が人気で、無骨さを演出したい方に選ばれています。

ただしコンクリート外壁は他の外壁材よりも非常に重いため、地盤が弱い土地では採用できないケースがあります。またコンクリート内の水分が抜けるまでは結露しやしく、最初の5年間はカビやコケが生えやすいのも弱点です。現場で施工を行うため工期に時間がかかりやすく、品質も職人の技術に影響されます。

ALC(軽量気泡コンクリート)

ALCとは、気泡がはいった特殊コンクリートのひとつで、珪石・セメント・生石灰・アルミ粉末を高温・高圧・蒸気の環境下で人工的に結晶化させた外壁材です。内部に気泡が多く含まれているため、一般的なコンクリートよりも軽量です。ALCのメリットは、遮音性・耐久性・耐震性に優れている点です。室外の騒音を気にせずゆっくり過ごしたい、室内の音が近隣に漏れるのを防ぎたい方に人気があります。

デメリットは、価格の高さです。窯業系サイディングや塗り壁よりも、初期コストやメンテナンスコストが高くなりやすい傾向があります。また防水性が低く水分がしみこみやすいため、10年ごとに防水処理などのメンテナンスが必須です。水を吸収してしまうと耐熱性や調湿性が損なわれてしまうため、注意しましょう。

タイル

タイルとは石や土など自然由来の素材を高温で焼き固めた健在で、一般的なレンガサイズの「二丁掛」や細めの「ボーダータイル」などさまざま形やサイズがあります。タイルの魅力は、本物のタイルでしか演出できない重厚感です。自然素材でつくられているため外気や紫外線で劣化しにくく、年月を重ねるとより味わい深く変化していきます。汚れや傷がつきにくく、メンテナンス頻度を抑えられるのもメリットです。

一方施工に手間や技術が必要なため、初期費用が窯業系サイディングの2倍程度かかる傾向です。
すべて職人の手作業のため、職人の技術次第では地震などの揺れでタイルが落下する恐れがあります。

注文住宅を建てるふくもくの家はシンプルでスタイリッシュなガルバニウム鋼板を標準装備!

美濃加茂市で注文住宅を建てている、ふくもくの家の標準は、金属系サイディング外壁であるガルバニウム鋼板です。機能性や耐用年数、メンテナンスサイクルが長いだけでなく、ガルバニウム鋼板ならではのスタイリッシュな見た目も魅力。コストパフォーマンスとデザインの良さで、窯業系サイディングに次いでシェア率の高い外壁材です。シックで洗練されたスタイルを目指すならブラックやグレーなどの濃色、インダストリアル系でシャープな印象を与えたいならシルバー系、明るく清楚感のある雰囲気ならホワイト系がおすすめ。横張り、縦張りなどでも印象が異なります。もちろんお客様のご要望に合わせて他の外壁材もお選びいただけますので、お気軽にご相談くださいね。

なお、弊社では屋根にもガルバニウム鋼板を採用しています。

>>屋根型や屋根材の選び方やガルバニウム鋼板屋根の魅力についてはコチラ

まとめ

住宅の外壁は、マイホームの第一印象を決める重要な設備です。選ぶ際はカラーやデザインに統一感を出し、個性を演出しつつも街の景観に馴染むものを選択しましょう。また外壁材によって耐久性やメンテンナンスの頻度が異なるため、ランニングコストやメンテナンスの負担を低減したい場合は機能性にもこだわるのが大切です。

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