シニア世代の暮らしを豊かにする平屋住宅の坪数や間取りのコツ|美濃加茂市のふくもくの家
2024.12.30
みなさんこんにちは、岐阜県美濃加茂市で注文住宅を提供する「ふくもくの家」です。
今回は、シニア世代がゆったり過ごせる平屋の家づくりについて解説します。お子さまが自立されると、子育て中心だった間取りからご夫婦がゆとりを持って暮らせる家へと建て替えを検討される方が少なくありません。そんなときにぜひ検討して欲しいのが、コンパクトな平屋住宅です。
この記事では、シニア世代が平屋住宅を建てるメリットや間取りの作り方、費用の目安などを紹介するので、家づくりの参考にしてくださいね。
シニア世代が平屋で暮らす5つのメリット
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シニア世代が家を建て替える際に、コンパクトな平屋住宅をおすすめする理由を4つ解説します。
ケガのリスクが低減する
シニア世代が平屋を選ぶ最大のメリットは、バリアフリー構造が実現しやすい点です。1階建ての平屋は階段移動が少ないため、転倒や転落によるケガのリスクを大幅に減らせます。夫婦二人が同じフロアで過ごすのでコミュニケーションがとりやすく、トラブルが発生した際に気づきやすいのもメリットといえます。
生活動線が短い
平屋住宅は1階しかないため上下の行き来がなく、掃除が楽になるのが魅力です。洗濯を干したり洗濯物を片付けたりするために2階へ上がる手間もなく、最低限の動線で家事が済み、余った時間を趣味などに充てられるでしょう。また歳を重ねるとちょっと室内を移動するだけでも億劫に感じやすいので、生活に必要な要素を近くにまとめた方が快適な生活になります。
地震などの災害に強い
基本的に住宅は階が高いほど耐震性や耐風性に弱く、地震や強風の際に揺れやすいのが特徴です。揺れると室内の家具や人が転倒するリスクが高まるのはもちろん、住宅の構造にもダメージが入ってしまいます。1階のみの平屋は揺れにくく、上層階の重みもない分、倒壊リスクが軽減します。構造へのダメージも少ないので、住宅の長寿命化にもつながるでしょう。また万が一の災害時も出口までの動線が短いため、避難がスムーズに進みます。
メンテナンスコストが低い
メンテナンスの際、平屋は高い足場を組まなくても屋根の点検や外壁の塗装ができるため、2階建て以上の住宅よりもメンテナンスコストが安く済む傾向です。修繕場所の高さや面積によっては足場が不要なため、さらなる節約が期待できます。
室内と外がつながりやすい
すべての部屋が1階にある平屋住宅は、外の世界とつながりやすいのも魅力です。リビングの延長で家庭菜園やガーデニングを楽しめたり、ひなたぼっこをしながら読書を楽しめたり、住まいの空間が家の中から屋外まで広がるでしょう。
シニア世代が夫婦二人で暮らすのに必要な床面積と費用は?
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実際にシニア世代が平屋住宅を建てるなら、どれくらいの広さがベストで費用はいくらかかるのか気になりますよね。そこでシニア世代が「ちょうどいい」と感じる床面積の目安と、建築費用の相場について解説します。
平屋のコンパクトハウスなら20~30坪程度
まず快適な老後生活を送るなら、生活動線の短いコンパクト住宅が適しています。国土交通省の「住生活基本計画」が定める、豊かな住生活を想定した際に必要と考えられる床面積の算出方法は、下記のとおりです。
- 最低居住面積水準=25㎡×世帯人数+25㎡
つまり、2人世帯の場合は75㎡(22坪)が目安です。75㎡は都市部の3LDKマンションとして一般的な広さで、夫婦それぞれの部屋にプラスして客間も用意できる余裕があります。客間が不要な場合は20坪程度、リビングなどを広くしたい場合でも30坪以下にまとめると使いやすいでしょう。夫婦それぞれの自室が不要な場合でも、快適な生活のために最低15坪は確保するのをおすすめします。
20坪の平屋を建てる費用の目安
20坪の平屋住宅を建てる際の費用は、建築会社やグレード、設備などで大きく異なります。ローコスト住宅なら1,000万円台、ハイグレード住宅なら2,000万~3,000万円程度かかるでしょう。また平屋住宅は2階建て住宅よりも基礎工事の面積が広い分、同じ20坪の家を建てた場合、平屋住宅の方が1~2割適度高くなるといわれています。しかし総工費をみると、平屋住宅の方が安くなる傾向です。フロアが分かれていないため冷暖房効率も良く、光熱費の削減も期待できるので、コスパのよい家づくりがかなうでしょう。
シニア世代が安全で快適に暮らせる間取りづくり4つのコツ
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シニア世代の家づくりでもっとも重要なのが、事故や病気のリスクを防げる安全性や快適性ですよね。ここでは、安全で快適に暮らせる間取りづくりのコツを5つ解説します。
バリアフリーを取り入れる
家づくりを始めた際は健康に問題がなかったとしても、歳を重ねて体が不自由になった際の生活を見据え、バリアフリーを意識した間取りにするのが大切です。バリアフリーは「介護のしやすさ」と「移動の容易さ」が重要で、下記のような間取りをおすすめします。
- アプローチから玄関までスロープをつくる
- 開閉しやすい引き戸を選ぶ
- 通路や開口部の幅を車椅子が通れる広さにする
- 段差をなくす
- 転倒が心配な箇所にてすりを設置する
- 滑りにくい床材や柔らかい床材を採用する
- 寝室の近くにトイレを配置する など
バリアフリーの住宅は高齢者だけでなく、小さなお子さまや妊娠している方など幅広い世代が安心して安全に生活できるつくりです。
転倒などのリスクも軽減できるため、意識的に取り入れましょう。
断熱性や気密性を高める
シニア世代が直面しやすい室内事故の6割は転倒や転落ですが、浴室やトイレなどでのヒートショックによる事故も非常に多くなっています。ヒートショックとは、急激な温度差によって脳卒中や心筋梗塞などの症状を引き起こすことで、高血圧症や糖尿病などの持病がある高齢者の命にかかわる恐ろしい事故です。リビングと他のエリアの温度差が大きいと発生しやすいため、家全体の熱を保つ機能がある「断熱性」やすきま風などを減らす「気密性」を向上させるのが重要です。また高断熱・高気密の家は外気温に左右されにくく、一年中室温を適温にキープしやすくなるので、快適な暮らしの必須条件といえます。
ふくもくの家では、国内最高基準の断熱性を誇るYKKAPの窓や、断熱と気密性に優れた発泡ウレタン断熱材を標準仕様。年々厳しくなる夏の暑さや冬の寒さから、お客様の心身の健康を守ります。
>>ふくもくの家の高気密高断熱住宅について詳しく知りたい方はコチラ
耐震性や防犯性などを意識する
シニア世代の家はファミリー世代よりも空き巣に狙われやすく、防犯カメラを設置したりトイレや浴室等死角になりやすい窓を小さくしたりするなど、防犯対策にも注力する必要があります。外からの視線を遮りたい場合は、窓に不透明ガラスを選ぶのもおすすめです。外構も壁などで囲いすぎず、オープンにすると空き巣のターゲットになりにくくなります。
生活のしやすさを考慮する
歳を重ねると体の可動範囲にも制限が出やすいので、収納の出し入れのしやすさにもこだわりましょう。高い位置や奥行きの深い収納は出し入れが難しく、上手く活用できない可能性があります。また物の管理が楽になるように、収納場所を1か所にまとめると便利です。歳を重ねるとトイレが近くなるため、寝室の近くにトイレを設置すると便利ですが、使用中の音が気になる可能性もあります。何を優先すべきか、夫婦で話し合いながら設計士に相談しましょう。
シニア世代が平屋住宅を検討する際の注意点
先ほどもお話ししましたが、シニア世代が平屋住宅に住む際に注意すべきなのは防犯性です。平屋住宅は窓やドアから侵入されるリスクが高いため、防犯対策は必須でしょう。また1階は道路や隣家からの視線も届きやすく、プライバシーに不安を感じる方もいらっしゃいます。
ふくもくの家では設計士自らが建築予定地に足を運び、敷地周辺状況を確認しながら、防犯性やプライバシーに配慮した家づくりを実施します。夫婦それぞれのプライバシーも大切にしたい、そのような方のためにも心地よい距離感のある間取りをご提案しますので、安心しておまかせください。
>>ふくもくの家の平屋住宅について詳しく知りたい方はコチラ
60歳以上でも住宅ローンは組める?
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住宅を現金一括で購入するのは難しいですが、シニア世代でも住宅ローンが組めるか気になりますよね。結論からお話しすると、条件によっては60歳以上でも住宅ローン借り入れができます。
金融機関の住宅ローンでは、下記のような年齢制限を設けているのが一般的です。
- 申込可能な年齢:20歳以上70歳未満
- 返済完了時の年齢:80歳未満
60歳で借入すると、多くの場合は返済期間が10年以上19年未満に設定されます。また借入の条件として、健康状態や仕事の勤続年数、連帯保証人、担保評価なども重要視されるようです。住宅ローンを利用する際は、短期間で返済できる額か、老後の資金にゆとりがあるかなど考慮しながら金額を決定しましょう。
借入するなら住宅ローン減税の利用がおすすめ!
もし住宅ローンを利用する場合、所得税や住民税の減税を受けられる住宅ローン減税の利用がおすすめです。
下記の適用要件を満たせば、シニア世代でも減税対象になります。
- 省エネ基準に適合している
- 返済期間が10年以上
- 床面積が50㎡以上
- 合計取得金額が2000万円以下
- 引き渡し、もしくは工事完了から6カ月以内に入居
なおZEH水準省エネ住宅や認定長期優良住宅など、省エネ性能が高い住宅の場合、最大控除額や最大借入限度額が高くなります。
シニア世代に向けた住宅ローン「リバースモーゲージ型住宅ローン」とは
シニア世代が住宅ローンを検討していると、「リバースモーゲージ型住宅ローン」という名を目にする機会があると思います。リバースモーゲージ型住宅ローンとは、自宅を担保にして借入する住宅ローンです。月々の返済は利息のみで、毎月の返済負担が少ないのが大きなメリットです。
契約者が亡くなった場合は、自宅の売却か相続人による一括返済で元金を返済することになります。ただし借入額が高くなるほど返済額も高く、金利が高騰した場合のリスクが上昇します。また申込み条件のひとつとして、その住居に住む人全員の年齢制限が設けられているのが基本ですが、金融機関によって50歳や65歳以上など差があります。
リバースモーゲージ型住宅ローンの条件やリスクは金融機関によって異なるため、商品内容を比較しながら自身に適した手段かどうか検討しましょう。
シニア世代が建築費用を抑える3つの方法
ゆたかな老後を過ごすためには、できるだけ建築費用を節約して生活や趣味に充てるお金を残したいですよね。そこで建築費用を抑えながら、理想の暮らしをかなえる家づくりのコツを3つ解説します。
床面積を減らし、間取りや設備をシンプルにする
基本的に床面積が小さく、間取りや設備がシンプルなほど建築費用は安くなる傾向です。壁の数や廊下の長さを最小限にすると移動しやすく、見通しも良くなるので、暮らしやすさも向上するでしょう。
ただし廊下や壁が少ないとプライバシーが保ちにくくなるデメリットもあるので、設計士と相談しながら慎重に検討しましょう。
工務店に依頼する
家の施工を依頼する業者の選択肢として、ハウスメーカーと工務店が主流です。どちらもメリット・デメリットがありますが、建築費用を抑えやすく、設計自由度の高い工務店の方がシニア世代の家づくりに向いているでしょう。地域に密着した工務店は柔軟性も高く、引き渡し後のちょっとしたトラブルに迅速な対応が期待できる点も魅力です。
>>工務店とハウスメーカーの違いを詳しく知りたい方はコチラ
シニア世代が平屋を建てる際に利用できる補助金制度を活用する
家を建てる際には、国や地方自治体が運営する補助事業を活用することで建築コストを抑えられます。2024年現在、シニア世代が利用できる代表的な補助事業は下記のとおりです。
事業名 | 対象 |
戸建住宅ZEH化等支援事業 | ZEHの新築戸建て住宅を建築・購入する家庭に対する補助 |
給湯省エネ2024事業 | 新築または既存住宅に高効率給湯器の導入に対する補助 |
LCCM住宅整備推進事業 | 先導的な脱炭素化住宅であるLCCM住宅の設備に対する補助 |
補助金制度の多くは省エネ住宅を対象にしているため、利用するには省エネを意識した家づくりが求められます。また補助金制度は年度ごとに見直しが行われ、申請時期によって金額や条件が異なる可能性があるので注意しましょう。
ふくもくの家ではファイナンシャルプランナーによる住宅ローンや資金計画の相談にも対応!
ふくもくの家では、お客様の家計やライフプランに適したマイホームをお届けするため、ファイナンシャルプランナー資格を持った担当による資金計画や住宅ローン相談をご用意。お客様とプランナーが本音で話し合い、住宅ローン会社の比較や、お客様が無理なく返済できる借入可能額等を算出します。お客様にとって最良のマイホームを手に入れるために、資金面からも徹底的にサポートしますので、「どの住宅ローンを選べばいいかわからない」「マイホームを建てたいけど返済していけるか不安」という方も、ぜひ一度弊社にご相談ください。
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まとめ
必要なものだけをコンパクトにまとめ、段差の少ないフラットな平屋住宅は、これから歳を重ねていくシニア世代の夫婦にぴったりな住まいです。メンテナンスの手間やコストも抑えられるため、金銭的にも身体的にも負担が少ない暮らしがかなうでしょう。お子さまが育ち、終の住処として家の建て替えや購入を考えている方は、ぜひ平屋住宅を検討してみてくださいね。
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