気密性とは!?

2024.06.21

家づくりを進めていくと、どこの建築会社さんも掲げている「高性能住宅」主には、
「耐震性・断熱性・気密性」といった性能を指しています。
その中でも今回は『気密性』について詳しくご説明をさせていただきます。

気密性とは、「家全体にある隙間の大きさ」を指します。つまり、外部と室内の空気の出入りの量を表すものです。
気密性が良い家は隙間の少ない家で、断熱性や省エネ性に大きく関わる大切な項目です。
気密性が良いと空気が外部に漏れにくく、外部の空気が入りにくい状態になるため、1年を通して快適に過ごせる家になります。
「今時、隙間のある家なんてあるの?」という声も出てきそうですが、体感できる隙間は論外で、本当に小さな隙間でも日々の生活に大きく影響を与えることもあるのです。

また、気密性が悪いと「花粉やPM2.5」などの外気に含まれる有害物質が家の中に侵入してしまったり、空調機器の効率が大きく低下してしまうことが起こります。そのため、皆さんの健康や経済面を考えると家づくりに気密性は非常に大切です。

気密性の見方・表し方

住宅の気密性は「C値(しーち)」で表されます。

C値とは、隙間相当面積の事を指します。家にどの程度隙間があるのかを数値化されたものです。
C値は、その数値が低いほど家全体の隙間が小さく、気密性の良い家になり、C値は、
家全体の隙間の合計(㎠)÷建物の床面積(㎡)
という計算式で算出されます。

気密性能の基準は?

気密性能「C値」は過去には地域ごとで基準の数値が国により定められていました。北海道では、2.0以下、その他の地域は5.0以下とされていました。それぞれの地域で、それ以下の数値であれば「気密性の高い住宅」とされていました。

家の隙間の大きさの目安は以下の通りです。

・C値1=ハガキ1枚分 
・C値0.5=免許証1枚分
・C値0.2=MONO消しゴム(2個分)


の大きさとなります。モデルハウスにご来場ただければ、模型を使ってご説明いたします。

ふくもくの家では、全棟で気密測定を実施し、C値0.2以下をクリアしない限り、次工程に進めません。
ふくもくの家は必ず0.2以下で完成させお引渡しを致します。

断熱性能が上がる

夏は涼しく快適に、冬は暖かい

気密性の悪い家は、どんなに断熱性能をよくしても意味がありません!断熱性を家づくりに求めるなら、どんな断熱材にするのか!?と同じぐらい気密性も大切なのです。
断熱性能の良い家が快適で省エネな住宅になるわけではありません。

断熱性能+気密性能+第一種換気+太陽光+蓄電池
この組み合わせが、今後の家づくりで「快適性・省エネ性」を求めた家づくりをされるのであれば必須となります。「家」は良い物を使えば「良い家」になるわけではありません。良い物を「バランスよく」取り入れる事で「本当に良い家」になるのです。

室内の温度差がなくなる

交通事故に遭う確率よりも多いヒートショックを予防します。

断熱性の良い家でも気密性が悪いと、1階2階で温度差ができたり、廊下や脱衣場でも温度差が生じます。
これがヒートショックの原因となる事もあるのです。あなたの家族を守るためには気密性は必須なのです。

結露・カビ発生を抑える

主婦のみなさんには嬉しいポイント!

気密性の高い住宅は、外気の侵入を防ぐため、結露やカビ、ダニの発生を抑制します。第一種換気を取り入れる事で、家の中の空気が動くため、結露の発生を防げるだけでなく、洗濯物の室内干しの生乾き臭の発生もありません。

外気の侵入を防ぐ

24時間キレイな空気で過ごせます

昨今、外気には「排気ガス」「花粉」「ホコリ」「PM2.5」など身体に有害な多くの物質が含まれているのです。その侵入を防ぐためには気密性が必須となります。さらに、外気をきめ細かいフィルターを通して取り込み機械的に自動で空気の出し入れを行う「第一種換気」を取り入れる事が必須です。

音の心配がなくなる

騒音問題も解決!

これは狙ったわけではなく、高気密高断熱住宅を目指す事で自然と付随してくるオマケのような機能ですが、高性能住宅は遮音性に優れています。外の音の侵入、内部の音の漏れが非常に少ない住宅となります。そのため、周りの音(車の音や人の声、生活音など)に影響されない土地選びが可能となりますし、音楽やゲーム、映画などの趣味も存分に楽しめる室内となります。雷や低い音は弱くはなりますが、振動により多少響いてしまいます。それでも、通常の家と比べると格段に静かさは向上します。

気密性の高い住宅のデメリット

①建築コストが高くなる
気密性能を向上させるためには手間が増えます。また構造材も(コーキング材やウレタン材など)必要なものが一般住宅と比べると多くなりますので、余分にコストがかかります。

②空気がこもる
気密住宅は空気の出入りがされにくい状態になります。外部の有害物質の侵入を防ぐことができる一方、内部の空気も排出されにくくなります。次の項目にも繋がりますが、それがシックハウスの危険を向上させる原因になるのです。

③シックハウス症候群のリスクが高くなる
前項で述べた通り、空気の出入りを抑制されてしまうため、室内の有害物質ハウスダストやCO2(二酸化炭素)が外に排出されにくくなってしまいます。なので「ただ気密を良くしただけの住宅」では快適な家は実現できません。むしろ、有害な家となってしまいます。

④音の反響問題
高性能住宅は、遮音性に優れています。その反面、内部の音の反響がどうしてもしやすくなるので、家族内での生活音が聞こえやすくなります。プライベート室を考える方は壁の構造を厚くする必要があります。

⑤季節の変化、天気の変化に気づきにくい(おまけです)
気密性の高い住宅は非常に高い遮音性のため、雨の音が非常に聞こえづらくなります。そのため外干しをする際は突然の雨に気づきにくいので注意が必要です。また1年を通して室内の温度変化がほぼないため、季節の変わり目に室内外の温度差が起こるため、お子さんが薄着のまま外に出てしまう恐れがあります。外が寒くなったら「今はもう外は寒いんだよ」と教えてあげてくださいね。

そんな住宅になってしまわないよう、高気密という技術を生かすためには、地域ごとで異なりますが、必要量の断熱性と優れた換気システムが必要です。
弊社では、気密性と相性の良い吹付ウレタン断熱と第一種換気と言われる換気システムを取り入れる事で、これらの問題をなくし、気密性の高い住宅によるメリットだけを活かした家づくりを実現できています。

例え① 魔法瓶
昨今、商品開発の進化により、とても便利なものが多くなってまいりました。その中で例えさせていただくなら「水筒」です。よい水筒は非常に断熱性に優れているので、冷めにくく温まりやすいですよね?
ですが、その水筒の蓋が少しでも開いていたらどうでしょうか?どんなに断熱性が優れていても、隙間があってはその性能を十分に生かす事はできません。

例え② 厚手のセーター?それともダウンジャケット?
イメージしてみてください。あなたは今、真冬に自転車で坂道を猛スピードで下っています。冷たい風がバンバン体に当たってきます。そんな時あなたは何を着ますか?ふかふかのセーターですか?
ダウンジャケットやセーターの上にウィンドブレーカーを着る事を選択されるのではないでしょうか?それが気密を上げるということです。セーターは断熱材です。暖かいセーターを何枚着ても体に当たる冷たい空気は防げません。ですので、気密がなければどんなに熱い断熱材を家に施工しても気密性能がなければ全く意味がないのです。

例え③ 穴の開いたストロー
昨今、先ほども述べましたが高気密高性能住宅には第一種換気をおススメしています。業界内では、第一種換気は取れているが、気密性能は最低限にしか保たれていない住宅が多くあります。これも意味のない事です。家全体の空気を回してくれる第一種換気システムですが、気密性にのない住宅につけても全くその機能を活かす事ができません。なぜなのか?それは空気が隙間から漏れてしまい、きれいな空気の流れを計画的に行えないためです。思いはあっても理屈はあっても、それに家の作りが理にかなっていなければその機能を実現することはできません。そこで例えるなら、あなたは、穴だらけのストローでジュースを飲むことができますか?ストローは穴がないから少しの力でまっすぐジュースを口に運ぶ事ができるのです。

結びに

私たちは今までもこれからも住宅には、「快適性・省エネ性」は必須と考えています。今後間違いなく高騰する電気代・光熱費。その状況にも左右されず災害大国である日本で皆様のご家族をお守りする家、
いつまでも健康で快適に過ごせる「帰りたいおうち」であるために。すべてはお客様の幸せのために。
ふくもくの家は気密性の高い「高性能住宅」を提供致します。

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ふくもくの家
〒505-0022
岐阜県美濃加茂市川合町2-5-20
電話番号 : 0120-2909-18

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